PFAS(ピーファス)と水(ミネラルウォーターと水道水)について

はじめに

PFASは、さまざまな製品に使用される化学物質であり、その特性から「永遠の化学物質」とも呼ばれています。近年、これらの物質が水道水やミネラルウォーターに含まれていることが懸念され、健康への影響が注目されています。

この記事では、PFASの基本情報、水道水における汚染、ミネラルウォーターのこと、そして私たちの健康に与える影響について探ります。

有機フッ素化合物(PFAS・ピーファス)とは?

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。

PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、耐熱性や耐薬品性に優れた化合物群で、撥水性や耐油性を求められる製品に広く使われています。特に、食品包装、消火器、化粧品、そして家庭用製品に多く含まれています。

しかし、PFASは分解されにくく、環境に長期間残留するため、汚染の問題が深刻化しており、国内でも規制やリスク管理に関する取り組みが進められています。

水道水におけるPFASの汚染について

水道水に含まれるPFASは、主に工業活動や農業からの影響を受けます。特に軍事施設や工業地帯や農地近くの水源はリスクが高いとされています。

化学工場の排水や農薬に含まれるPFASが地下水や土壌に浸透し、最終的に水道水に混入することがあります。

2022年の環境省の調査では、国内16都道府県、111地点の河川・湖沼・地下水で暫定目標値(1リットル中、50ナノグラム以下)を超える数値が検出されています。

ミネラルウォーターとPFAS

ミネラルウォーターは、天然水源から採取される水で、ミネラル分が豊富に含まれています。しかし、採水地域の環境によってはPFASが混入する可能性があるため、注意が必要です。特に、工業地帯や農業が盛んな地域で採水された場合、PFAS検出のリスクが高まります。

弊社の自社工場で製造している「富士山の源流水」は、厳格な品質管理のもとで生産されています。さらに、外部機関による検査を定期的に実施しており、PFASは非検出であることが確認されています。

◆富士吉田工場検査結果

このため天然水ですが安心してご利用いただけます。フィルターでPFASを除去するタイプの浄水型のウォーターサーバーが市販されていますが、お水の美味しさを左右するその他の成分も一緒に除去してしまうため、美味しいお水を安心して飲みたい方は天然水ウォーターサーバーのPFAS不検出のメーカーを選ぶのがおすすめです。

健康への影響

世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)は、2023年12月の発表で、PFOA・ピーフォアの発がん性を「可能性がある」から2段階引き上げ「ある」に認定しました。また、PFOS・ピーフォスは、新たに「可能性がある」の分類に追加しました。

また、PFASは免疫系、血清中コレステロール、肝臓、生殖、腎臓がん・精巣がん、甲状腺ホルモンなどへの影響が指摘されていますが、どの程度の量や濃度でどのような影響を及ぼすかについては現時点で必ずしも明らかとはなっておりません。

国は1日に飲用する水の量を2L、ヒトの平均体重を50kgとして、生涯にわたって摂取したとしても健康に影響がない値として、水道水の暫定目標値を50ng/Lと設定しています。

しかし大阪市の地下水から基準値の110倍、神奈川県の綾瀬市の地下水から基準値の26倍など、基準値を大幅に超えるPFASが検出される地域があり不安に感じる方も多いと思います。

健康リスクを避けるためには、PFASに関する最新の研究や情報を常にチェックしご自身で対策することが求められます。

まとめ

PFAS問題は単なる水質汚染にとどまらず、私たちの生活全体に影響を与える可能性があります。情報を集め、意識的な選択をすることで、健康を守ることができます。

今後も持続可能な未来を築くために、私たち一人ひとりの意識と行動が重要です。安心して飲める水を快適にご利用いただくために、ぜひ弊社のウォーターサーバーをご利用ください。

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