「富士山の源流水」は、無垢な水です。
富士山の下には硬い玄武岩が深く深く層を重ねており、
その深さは一部で最大300メートルにもなるといわれています。
そして富士山に降る雨や山頂に積もる雪は、地表から徐々にこの玄武岩層へ浸透。
下へ下へと染み渡っていきます。
その間、一切の不純物は濾され、代わりにバナジウムやシリカといった
ミネラル成分が溶け込むのです。
地表から浸透した水が300メートルの玄武岩層に浸透し始め、その後およそ50年。
この悠久とも思える長い時間をかけ、ついには磨き上げられた無垢なる水の雫を地下に落とします。
人間の時間感覚とはかけ離れた、大自然がもたらすこの一滴の尊い雫こそ
ほかならぬ “源流” なのです。